2004年度ダンデライオン 


 


 【主旨】

 『人形劇は子供にとっても、大人にとっても面白く楽しいものです。ことに、幼い子供にとっては面白く、楽しいだけではありません。その子供の持っている育とうとするエネルギーを刺激し、増幅させ、その子供自身の中にある才能を啓発し育成することに大変役立ちます。子供たちが人形劇を見たり、人形劇を自分で創ったりすることは、楽しみながら自分の力で自分を育てることに大いに効果があるといえるでしょう。』

                                                  人形劇を始めよう
                                                      川尻泰司著

 みなさんは幼いころごっこ遊びをしたことがあると思います。女の子ならままごとやリカちゃん人形で遊んだり、男の子なら怪獣ウルトラマンごっこだったり、創造し想像し楽しく遊んできました。
 子供たちは、「聞く」、「話す」、「覚え」を繰り返し手近にあるものを手にし、人形劇のまねごとをしながら成長していきます。
 私達は、公演活動を続け、また、工作教室を開くたびに子供たちの「育つ意欲と力」を強く感じていました。
 今回、子供たちに人形劇を見るだけでなく、一緒に創りながら「遊ぶ」本来の意味と大切さを考え、子供たちの手で創る人形劇を立ち上げることにしました。
 創る楽しさ、人形を作る楽しさ、演じる面白さ、やる者、見る者がとても楽しむ喜び、これこそ「人形劇で遊ぶ」ことだと思っています。
 今回、初めての試みで子供たちと「人形劇で遊ぶ」ことがどこまでできるか、不安もありますが、私達自身が子供たちと一緒に共に遊ぶことができるよう願っています。
 
劇団名「ダンデライオン」について
 ダンデライオンは、日本語では『たんぽぽ』と訳します。寒い冬が過ぎ、春にきれいな花を咲かせます。綿毛(わたげ)は風にのり新しい土地で芽を出し、また、力強く生き続けていきます。たんぽぽのように、子供たちの夢や可能性が広がり芽を出し、花を咲かせるように名付けました。
 また、たんぽぽの可憐さだけではなく力強さを出したくて、英語読み『ダンデライオン』にしました。
 この人形劇の子供たちが優しく力強く生きて欲しいと思います。

                                              人形劇団 いちごじゃむ
                                                     南嶋 良子
                                                     中野 美雪
 
 
 
 
   



 
 


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  ダンデライオン
(2005年度)