上峰町の上峰小児童１４人で結成した人形劇団「ダンデライオン」の初公演が１９日、上峰町坊所のふるさと学館で開かれた。子どもたちは六作品を脚本、原案から人形まで半年かけて手作り。同級生や保護者ら８０人を前に熱演した。 　桃太郎をアレンジした人形劇「ピーチひめのぼうけん」やパネルシアター「三枚のおふだ」などを上演。カラフルな人形を巧みに動かし、声に表情をつけながら観客を物語の世界に引き込んでいった。 　”初舞台を終えた４年の田邊茉由さんは「練習よりうまくできたと思う。楽しい人形劇を続けていきたい」とほおを上気させながら話した。 　「ダンデライオン」は同町が六月に始めた「人形劇の創作教室」に参加している小学生で構成。同町を拠点に福岡、佐賀などで活動する女性二人組の人形劇団「いちごじゃむ」（南嶋良子代表）が指導した。（川崎）