プロフィール   
 
  一人でも大勢の子ども達に「生」の人形劇に触れて欲しい、想像、創造することの楽しさを知って欲しいと、2000年3月に南嶋と野下は初めての人形劇公演を行いました。
 以来、佐賀県の上峰町を中心として、福岡、佐賀の図書館、小学校や幼稚園などで、人形劇、工作教室など、これまで700回の公演活動や人形劇教室を行っています。
 主な作品は、ひょうろく、たまごたまご、何ができるかな?、など全作品は50件を超える。
 
  1999年    いちごじゃむを旗揚げ
  2000年3月 いちごじゃむとして初めての公演を行う。
  2004年    国民文化祭に佐賀県代表として参加する。
  2004年    子ども人形劇団ダンデライオンを立ち上げ、子ども達の創造力をつける活動をする。
  2005年    佐賀県演劇フェスティバルに参加する。
  2006年    佐賀県演劇フェスティバルに参加する。
  2007年    佐賀県演劇フェスティバルに参加する。

  メッセージ   

 
 絵本が好きで ,子ども達と遊ぶのが好きで人形劇が大好きで、いつの間にか、自分たちで人形劇を始めてしましました。
 あんまり楽しくて、南嶋と野下は1999年、人形劇団「いちごじゃむ」を作ってしましました。
 元気な子、おとなしい子。心を表現するのがちょっと苦手な子、いろんな子がいるけど、みんなお人形さんとはお話できるんですよね。一枚の布が動き出したりおしゃべりをはじめると子ども達は人形に命を吹き込んで、一緒に遊んでくれます。
 子ども達のそうぞう、想像、創造の世界ですね。公演や工作教室を開くたびに子ども達の力に驚かされます。
 もっと、人形劇に親しんでほしいと思います。私たちは、ふつうのお姉さん(??)達ですが、一緒に楽しい時間を過ごせると思います。
 どうぞ、いちごじゃむの不思議な世界に遊びにきませんか。

  佐賀県文化団体協議会への寄稿文 「佐賀文化」  第43号  

 

     随想  人形劇を創る楽しさ

 人形劇の公演が終わり「ホッ」とすると、いっせいに子ども達が、舞台に集まってきます。今、演じた人形たちは、どこにいるのだろうと、舞台を覗き込み、人形をみつけるやいなや、触ったり、動かしてみたり、大騒ぎになります。頭を撫でたり、握手をしたり、抱きしめたり、子ども達は人形と一緒に、不思議に世界で、遊んでいるのでしょう。あちらこちらで、「人形劇ごっこ」が始まります。
 私が、子ども達による人形劇団を作りたい、と思うようになったのは、そんな子ども達と一緒に、遊ぶようになってからだと思います。
 人形劇は、子ども達にとっても、大人にとっても、面白く楽しいものです。誰でも、身近なもので作れ、演じることができます。人形を作る面白さ、人形を動かしてみる楽しさ、その人形で人に話しかけてみる愉快さ、人形を自分で作ることは楽しみながら自分の、創造力を育てていくことだと思います。また人形劇は、音楽、照明、脚本、演技者など、多様な要素が溶け合ってできた、総合的芸術です。それに仲間といっしょに創る楽しさもあります。なかなかうまくいかないこともありますが、協力しながら、何度も繰り返し、繰り返し創り、遊びながら、創りだす力を養っています。
 「いちごじゃむ」の衣装に、漢字の「子」の象形文字をデザインして、絵を描いています。子供たちが手をつないでいる様子です。この絵のように、世界中の子ども達が、手をつないぎあえる、平和な世界が来ることを、願って書かれています。
 昨年、子ども人形劇団「ダンデライオン」を立ち上げることができました。一年たって、子ども達は、精神的にも、身体的にも、ずいぶん成長しました。私の身長もすぐ抜かれそうです。
 子ども達には、いろいろな世界の人々、生活を見て、感じ取ってほしいと思います。子ども達の中にある才能、育とうとするエネルギー、創造する力をつけて、平和で心豊かな、未来を作ってほしいと、願っています。

                         佐賀県文化団体協議会佐賀文化への寄稿文より(平成17年8月31日)
                                           人形劇団いちごじゃむ代表 南嶋 良子
 



 
佐賀県文化団体協議会への寄稿文 「佐賀文化」 第45号   


   佐賀県芸術祭演劇フェスティバル   踊る人形たち

 人形劇は、不思議だと思いませんか。物言わぬ無表情の人形が、演じる者によって、泣いたり、笑ったり、おどけたりして、さまざまな感情を生き生きと伝えてくれます。見ているものを物語の中に、ぐいぐい引き込み、ワクワク、ドキドキさせてくれます。
 そして、心と心を通わせてくれる不思議な力があります。障害のある子ども達に、人形劇をしたとき一緒にリズムをとってくれたり、笑ってくれたり、子ども達と楽しくコミュニケーションをとることがでました。お母さん達や、病院の方たちと、ともに喜び感動したことは忘れられません。また、人形劇は、演じるものと見る者が、ともに創造しながら創り上げていく舞台です。それは見る者が、楽しみながら遊びながら、自然と、心を豊かに広げ、創造する力をつけることになります。『創造する力』それは自分の力で自分を育てる力ではないでしょうか・
 私は、人形劇に魅せられて、演じる面白さを知って数年が経ちました。日本も昔は人々の生活の中に人形劇が生きていたように、年齢の違いをこえ、ともに楽しめる作品を作りたいと思っています。
 昨年、佐賀県演劇フェスティバル人形劇祭り(上峰町)が開催されました。多くの方に、ご支援していただき、たくさんの大人や子ども達の楽しい声が響いていました。今年は嬉野市塩田町が会場です。多くの方に訪れて欲しいと思います。人形劇がいつまでも、子ども達や多くの人々を、喜ばせ楽しませ心を豊かにする糧として、存在してほしいと思います。


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