子ども人形劇団ダンデライオン(6月〜8月)

  6/9日、16日、23日、30日

  7/14日、25日、26日、27日

  8/1日、2日、8日、9日、22日、24日、30日31日
 ダンデライオンが本格的に始動しました。今年度は、8月に北部保育所、11月に福岡、佐賀と大きな公演がすでに入り、そのための台本作りがはじまりました。

 作品決めが大変です。まず最初に、子ども達にはそれぞれ、人形劇にしたい本を持ってきてもらったり、お話を書いてもらいます。楽しい作品がいっぱい集まりました。「おちこぼれのクマ」絵コンテ、つきでなかなかしっかり書けています。「さよならまたね」「音楽の森」「ふでこぞう」「ねこざかな」「ポリーとボリー、のおてつだい」「したきりすずめ」(パネルシアター)「わんわん、たんていだん」「まいごの小うさぎ」、友情の話だったり、かわいらしい作品ばかりでした。
 子ども達と何度も話し合って決まったのは「ねこざかな」です。一年生のお友達の提案した作品です。くいしんぼうのネコがお腹がすいたのでさかなつりをしました。でかいさかながつれてよろこんだところ、逆にねこさんがさかなに飲み込まれてしまいました。ねこは考えました。「さかなさん、ぼくと一緒に暮らそうよ。きっとさかなさんもたのしいよ」それから二人の奇妙な楽しい生活が始まりました。くいしんぼうのねこさんは、海の中でも、沢山の魚を食べ放題。ある日おおきなさかなをパクと食べたら、漁師につりあげられて、あー、ネコさんは陸に、さかなは海に、また二人、それぞれの楽しい生活が始まりました。と、こんな楽しくてかわいらしい話です。たのしくて心がルンルン作品にしたいです。              
 早速、台本つくりです。絵コンテ、配役が決まります。どのシーンを、切り取っていくか、この作品で子ども達が伝えたいことは何なのかイメージ作りが始まります。イメージが固まったら、人形作りです。どんな素材でどんな感じのネコさんかしら、年齢は?性格は?どんな動きをするのかしら。棒使い、片手使い、いろんなことを考えていきます。そして人形作りが始まります。子ども達の手で作っていく作品ですから、大人が作るようにはいきません。切ったり貼ったり、単純な形のパーツ作りから合体、なんだかおもしろそうなネコが出来上がりそうです。    
 

 次にネコと魚の合体、なんか変〜な感じ、イメージがつかめなくて投げ出したりしたくなります。大道具、小道具も平行して始まります。小魚もいるかしら?波は?つりざおは?難しいです。色あわせもやっかいだし、でも子ども達はどんどん新しいアイデアを出していきます。それを私がひろって、はめこんでいく、うまくいくのかな〜。なかなか進まない作業ですが楽しい作業です。
 
 もう1つの作品は「宮西達也」の「おまえうまそうだな」を影絵にすることにしました 。影絵はダンデの得意分野です。照明用のフィルムで作りますので、とてもきれいな色がでます。登場人物は恐竜なので男の子が担当することになりました。「あんまり難しい恐竜は書くな」といいましたが、皆とても凝っているのです。細部に至るまで、あとで紙をカットするのはとても大変なのに、私のように大体でやらないと完成しないぞ〜です。
 
 影絵はいいですね。形だけではなく色で感情も表現できます。緑の山なら青い木々が生き生きと、赤い山なら噴火をしている荒々しい山になります。恐竜も色で随分様子が変わります。カッターを使い大変ですが、頑張れ〜男子!




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